沖縄尚学高校でエースとして活躍し、U-18日本代表にも選ばれた末吉良丞投手。
その野球の原点は、沖縄県の仲西小学校時代に所属した「仲西ビクトリー」にあります。
末吉良介投手は、小学生ながら最速120kmを記録し、早くも注目を集めていました。
しかし中学進学の際には、硬式クラブではなく、あえて「軟式野球部」を選びます。
「なぜ中学軟式を選んだのか?」
そこには、末吉投手ならではの理由がありました。
今回は、小学校・中学校時代を中心に、末吉良丞投手がどのような道を歩み、沖縄尚学へと進んでいったのかを詳しく紹介します。
- 末吉良丞は仲西小学校出身・仲西ビクトリーはどんなチーム?
- 末吉良丞は仲西中学校出身!なぜ軟式野球部へ?
- 末吉良丞が沖縄尚学を選んだ理由とは?
- 末吉良丞のプロフィール紹介
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末吉良丞は仲西小学校出身!仲西ビクトリー所属
末吉良丞投手は、沖縄県の浦添市立仲西小学校出身です。

仲西ビクトリーに入団
末吉良丞投手は、小学2年生から仲西ビクトリーベースボールクラブ(軟式野球)に所属していました。(2016-2019)
- ピッチャー兼外野手
- 小6で球速120kmを記録
(小6の平均球速85km)

小学生時代からすごい剛腕投手だったんだね!
チームの横断幕の言葉は、
“君達は、いっぱいの可能性を秘めている”
甲子園球児が何人もいて、OBや卒業生は後輩たちの面倒を見に来てくれるそうです。

先輩や大人たちにも恵まれて、野球をみんなと楽しんでたんだろうね。
チームのモットー
仲西ビクトリーのモットーとは…
- 肝心(チムグクル)
- 負けじ魂
肝心(チムグクル)とは、沖縄の方言で、「真心・思いやり」のことです。
仲西ビクトリーの藤江由記夫監督は、周りの人への感謝の気持ちも忘れないよう伝えているそうです。
「野球がうまくても、いじめっ子じゃ何もならないですから」と、とにかく相手のために頑張れる、チームのために頑張れる、お父さん、お母さんのために頑張れる、支えてくれる人にために活躍できる人になってほしいと、藤江監督は子供たちに伝えている。
引用元:おきなわ野球大好き
そして、負けない気持ちがあれば伸びるとも語っています。

「思いやりと負けない気持ち」は強さの秘訣なのかもね。
仲西ビクトリー野球部・八か条
仲西ビクトリーには野球部八か条があります。
[な]仲間・道具・親を大切にする事
引用元:沖縄野球だいすき
[か]考えて考えて、勇気を持って、自主的に行動する事
[に]苦手な諸(もの)こそ、喜んでチャレンジする事
[し]失敗してもクヨクヨせず、集中して、前向きに進む事
[ビ]ビックリするほど礼儀正しく、元気よく、挨拶する事
[ク]苦しい時こそ、ピンチをチャンスに変える・心を持つ
[ト]とても大切なのは、何事も感謝の気持ちを忘れない事
[リ]立派な青年に育つ事
[-]

人として大切な事が詰まってるね!

こういう仲間たちと、一緒に野球ができたら楽しいし、力を合わせてがんばれるかも!
末吉良丞は仲西中学校出身!なぜ軟式野球部へ進んだの?
末吉良丞投手は、浦添市立仲西中学校の軟式野球部に所属していました。


仲西中学校は、仲西小学校から徒歩5分の距離にあります。

強豪校を目指すなら、硬式のクラブチームに入る子も多いよね。

なんで硬式のクラブチームに進まなかったんだろう。
なぜ軟式野球部へ?
末吉良丞投手は、硬式のクラブチームではなく、なぜ軟式野球部へ入部したのでしょうか?
- 軟式でしっかりと身体を作りたい
- 肩や肘への負担を避けるため
- 仲西中の同期と野球がやりたかった
軟式でしっかりと身体を作りたいという思いと、何よりも仲西中の同期と一緒に野球がやりたかった末吉は入学当初からガッチリ体型で、すでに中学生離れした速球を投げていたという。
引用元:Number Web

小学生時代からの仲間とやりたいという意思で軟式野球部を選んだんだ!

やっぱりいい仲間たちだったんだね!
コントロールが課題だった?!
末吉良丞投手は、コントロールが課題となっていたようです。
仲西中学時代の末吉良丞投手は…
- 身体はがっしり体型
- 球が速い
- コントロールがめちゃくちゃだった…
野球部顧問として3年間指導した大浜淳一氏はインタビューで、「コントロールをつけさせることに難儀した」と語っています。
でも本人はとっても頑張り屋なのでフォームを微調整しながらコントロールを身につけていき、調子がいいときはど真ん中だけでも全然打たれない。1年の秋頃には聖光学院の監督さんがわざわざ沖縄に来て練習を見ていました
引用元:Number Web

1年生で、甲子園常連校の監督が見に来たとは驚きだね。
丸太を担いで走っていた!
末吉良丞投手は、“丸太を担いで走る”身体づくりを徹底して行ったそうです。
- ポール間ダッシュで丸太担ぎ
- 練習試合時、フォアボールを出したら交代して丸太担ぎ
末吉良丞投手は、練習熱心で、不貞腐れずによく丸太を担いで走っていたようです。
結果、下半身と体幹を鍛えることができました。
コントロールをつけるためにフォームの矯正も必然だが、まずは体作りが先決であり、肥満に見えるほどの身体を絞るためにも徹底的に鍛えることにした。
引用元:NumberWeb
言われたトレーニングを一生懸命やっていた末吉良丞投手。

立派な太ももは中学時代の賜物なんだね。
末吉良丞が太もも“71㎝”の理由3選!で、詳しく紹介しています。
中3で球速145km
末吉良丞投手は、中学3年生で球速145kmをマークしています。
中学生のエース級では、110kmと言われています。

中3で球速145kmは、ものすごいことですよね。
チームとしては、県大会2回戦まで出場しています。
中学軟式でも頭角を現し、沖縄選抜に選ばれています!

県内でもトップクラスに入ってますね。

U-15日本代表
2023年8月、末吉良丞投手は、第11回BFA U-15アジア選手権に出場しています。
日本は、決勝で台湾に4-6で敗れ、惜しくも準優勝でした。

沖縄の軟式野球部からも世界で戦える証明になりましたね。
末吉良丞が沖縄尚学を選んだ理由とは?
沖縄尚学高校は、仲西小学校・仲西中学校から車で20分/徒歩1時間半ほどの距離です。


一般入試で進学
末吉良丞投手は、一般入試で、沖縄尚学高等学校へ進学しました。
沖縄尚学高校の偏差値は、48~67程度
(コースによって異なる)
推薦枠すでに埋まっていたようです。

沖縄尚学高校に入りたくて受験勉強がんばったんですね!
入学理由とは…
末吉良丞投手が沖縄尚学高校を選んだ理由は…
「U-18日本代表のピッチングコーチをしている比嘉公也先生に教わりたい」
そんな思いがあったからです。
また、地元である沖縄県内の高校を選んだ理由は、
- 仲西中学時代の仲間もいたこと
- 沖縄で他県のチームを倒していくのは価値があることだと思ったから
軟式時代、球の速さで受ける捕手が骨折したという末吉投手は、沖縄県内でも有名でした。
実は、比嘉先生は「県外の高校からも誘いがかかっているだろう」と、末吉投手に声をかけなかったそうです。

比嘉先生も末吉投手のことを気になっていたのかもしれませんね。
末吉良丞投手は、
1年生の夏から、背番号20でベンチ入り。
1年生秋から、背番号「1」をつけ、九州大会優勝を果たしています。
2年生夏の甲子園、「絶対に負けない」という思いを抱き戦っています。
末吉良丞(沖縄尚学)のプロフィール紹介

- 名前:末吉 良丞(すえよし りょうすけ)
- 生年月日:2008年11月18日
- 年齢:16歳
(2025年8月現在/高校2年生) - 出身地:沖縄県浦添市
- 身長:175㎝
- 体重:85kg
- 太もも周り:71㎝
- 50m走:7.3秒
- 遠投:100m
- 投手
- 左投左打ち
- 浦添市立 仲西小学校
(仲西ビクトリー所属)
球速:120km - 浦添市立 仲西中学校
(軟式野球部)
球速:145km - 沖縄尚学高等学校
最高球速:150km - 趣味:散歩
- 好きな選手:宮城大弥(オリックス)
- 好きな球団:なし
- 将来の夢:プロ野球選手
- 好きな食べ物:ハンバーグ
- 苦手な食べ物:なす
- 好きな芸能人:霜降り明星・粗品
- あだ名:よっしー
高校チームメイトからの愛称は「ポポ」
(ドラゴンボールのキャラクターより)
末吉良丞投手は、小学校時代から仲間と共に野球に打ち込み、中学では「仲間と続けたい」という理由で軟式を選びました。
そこで築いた土台が、沖縄尚学での大きな飛躍につながっています。
これからも進化を続ける末吉良丞投手を、一緒に応援していきましょう!